この←写真手前は冷奴です。我が家の冷奴は、薬味をとにかくたっぷりかけるのです。
この写真の薬味は、我が家の小畑で摂れた秋蒔きの「九条ねぎ」です。いつもは、ねぎプラス大葉や針生姜を山盛りかけます。豆腐を食べているのか、薬味を食べているのか分からないくらいです(笑)。
薬味になる野菜は、ねぎ、大葉、みょうが、しょうがなどを使うことが多いのですが、彩りには多すぎるほどパセリを山盛り使いますし(写真奥)、料理にバジルもいっぱい使います。
なので、小さいながらも野菜を庭畑からヒョイッと抜けるのは、我が家の食卓にとってVery Happyなことなのです♪
私の実家は旅館を営んでいますが、旅館を開業したのは祖父でして、私が小さかった頃の実家は父が営む小さなスーパーでした。
夕方になると、台所で料理をしている母は私たち姉妹に言ったものです。
「お店からじゃがいも持ってきて~」
私は4人姉妹の末っ子で、いつも3人の姉たちに遅れをとっていました。悔しさに地団太を踏みつつ、母が必要とする野菜を、誰よりも早くお店から持ってきて母に渡したいと思っていました。
今度こそ、母のリクエストする野菜をいの一番にお店から持ってくるんだ!
そう思いつつ、あの頃の小さな私は、いつも姉たちに負けてしまうのでした。
「お店から白菜持ってきて~」
幸運なことに、ある日の夕方、3人の姉たちは部活や算盤塾などへ出かけていて留守でした。
母をひとり占めしつつ、やっと母のリクエストに応えることができる~、ぞっ!
がっ、残念ながら、その時の私は白菜がなんたるものか分からなかったのです(涙)。
お店の中で、「白菜って? 白菜って? 白菜って、どれぇーーーーーー!!!!」
とまぁ、この経験も私を庭畑に向かわせる理由になっているのかもしれません。
「庭からスィートバジル20枚くらいとってきて」
今ならちゃんと夫のリクエストに応えることができます。
それを幸せと言わずして、なんと言うのでしょう♪
ということで、今年も我が家の庭畑物語がはじまります。